こんにちは!!!!
エビワラーのような形をした特級呪物と肉体をシェアしているカバショウです。
※この瓶の中に浮いているのは我が家のシャリタツ?です
今回はランクマッチで430位という最終順位に加え、取得順位の自己ベストを更新したこともあり喜びながら筆をとらせてもらってます。
構築の分類で言えば今回使用したのはヘイラッシャとシャリタツを合体させる寿司構築ですが一体どのようなパーティなのか?
以下に記していこうと思います。
構築経緯?
思い入れなんてものではなくそれは最早2人3脚の相棒のようなポジションと言っても差し支え無い程です。その辺は語ると長くなりますのでいつか別の記事で書きます。
しかしエビワラーはパルデア地方の大地には存在し得ないポケモン・・・
剣盾の時の様にひょっこりバルキーが歩いてるものだと期待して足を踏み入れた自分には耐えがたいものでした。
そんな失意を抱えた自分が冒険を進めている時にオージャの湖にて1匹のポケモンと出会いました。
そうそのポケモンこそが
同じエビの名を冠する寿司を模したポケモンであるシャリタツです
こうして自分はエビワラーが思い出の中で動けなくなっている間寿司を握ることにしたのです。
ということでヘイラッシャとシャリタツのセットは確定
草や寿司の天敵であるイルカマンに強いユキノオー
ユキノオーとコンビを組んでいる個人的な事情で和名を呼べないIronBundle(パラドックスデリバード)という感じで以上の4匹はすんなり決まりました。
残りの2匹はパオジアンカイリューが入ってきたりコノヨザルやらハバタクカミやらが出入りを繰り返した結果、パワーがあり並びとしてもシナジーがあり強いハバタクカミとイーユイに落ち着きました。
個体紹介
ここからは使用したポケモンについて1体ずつ書き記していこうと思います。
ヘイラッシャ
性格 いじっぱり
テラスタイプ 鋼
努力値 A252 D252 S4
特性 どんかん
持ち物 オボンの実
技 ウェーブタックル 地震 岩雪崩 寝言
構築の肝である大ナマズ。
場に特性司令塔のシャリタツが居れば強制的に合体し全能力2段階アップというジオコントロールも真っ青な能力シビルドン昇りを見せてくれます。
合体すると交代が出来なくなってしまう為、そこをクリアスモッグや黒い霧で狙い撃ちされると素のヘイラッシャが相手2体からタコ殴りにされてしまいます。
なので合体タイミングには気をつけないといけませんが上手く暴れさせられれば数的有利を取りやすくその分勝ちに近づけます。
AS252振りで使用していたこともありましたが、壁無しの時でも動かしていく事を考慮したところ特防を伸ばしてAD振りにする方がいいかなという事でこの振り方で落ち着きました。
採用技は一致技の高火力ウェーブタックル、全体技の地震岩雪崩に寝言の4つで守るは切っています。
このポケモンは合体後に下手に守るとサケブシッポあたりが意気揚々と出てきてアンコールを入れてきたりします。
そうなると永遠にアンコールループされ何も出来なくなってしまうので守るは心の贅肉と捉えてヘイラッシャには守りを捨てて太く短く生きてもらおうと思いました。
岩雪崩は命中不安ではあるもののギャラドスやカイリューなどの浮いているポケモンに効くため、水地面共に効かない相手への打点として無双の一助となりました。
テラスタイプはハバタクカミのフェアリー技、Iron Bundleのフリーズドライ、そしてモロバレルのクリアスモッグを拒否することが出来る鋼を選択しました。
更にテラスタルと併せて寝言を仕込むことで隙あらば寿司にキノコの胞子など異物混入をしようとするモロバレルをほぼ置物にすることが出来ます。
特性の鈍感は相手の威嚇を無効化できるためギャラドスやウインディの威嚇サイクルで寿司を何とかしようとする相手にはかなり刺さっていました。
この特性には副産物的な効果もあり鈍感がバレていなければ相手のサーフゴーが特性を天然と勘違いし、ゴールドラッシュを打った後も居座って自ら置物になってくれたりしていました。
コインで出来た愉快なオブジェの出来上がりですね。
持ち物についてはラムのみを持たせて威嚇に加え1ターン限定で鬼火や眠りを無効化するというのもアリでしたが、火力がインフレしており合体してもゴリゴリ削られていくため急速回復可能なオボンの実にしました。
オボンは鋼テラスと合わせて相手のダメージ計算を大きく狂わせることも多々あり勝利に貢献してくれましたが、赤ゲージで体力が残ることも少なくなかったためピンチベリーを持たせてもよかったのではと思います。
余談ではありますが、ヘイラッシャへの理解を深めるため茨城県の霞ケ浦へとアメリカナマズを釣りに行ったのですが1匹も釣れないボウズで3000円程の交通費だけ失って帰ってきたことがあります。
ヘイラッシャのモチーフはヨーロッパオオナマズなので種としての前提が間違っていたのかもしれません。
そもそもナマズを釣ったからと言ってヘイラッシャへの理解が深まるのか?
深まらないと思います。馬鹿じゃねえの
シャリタツ
性格 控えめ
テラスタイプ ドラゴン
努力値 H252 B252 C4
特性 司令塔
持ち物 とつげきチョッキ
技 濁流 龍の波動 竜星群 ミラーコート
特攻以外の種族値が高いとは言えないため耐久性を確保するためにHBに振りチョッキを持たせ、火力の部分はイーユイを横に出すことで補うこととしました。
技は一致でメジャーな濁流と竜星群、ほとんど使わなかった竜の波動、後述するミラーコートで埋まりました。
ゴリゴリに耐久振りしているお陰で大抵の攻撃は1発耐えます。
お昼時に回転寿司へ行くと忙しさからか解凍の間に合ってないネタが乗った寿司を提供されたことありませんか?まさにあんな感じの硬さです。
その耐久性によりハバタクカミのムーンフォースだけにとどまらず壁込みならIron Bundleのフリーズドライまでも耐えてミラーコートで確実に返す事が出来て強かったです。
命中不安技が技スペースの半分を占めており、尚且つ火力には努力値を割いていないため攻撃性能には殆ど期待できませんがミラーコートのおかげで割と相手のポケモンとの1:1交換が成立したりして採用して良かったと思っています。
反面竜の波動はあまり打たなかったので命中不安を気にせず凍える風を採用した方が良かったかなと思います。
テラスタイプはドラゴンにしていますが本当は水にしたかったです。
テラピースが足りないのとシャリタツでテラスしたい場面もほぼなかったのでドラゴンのまま使用しました。
そった姿の色違いはアナゴだ何だと言われますが個人的には醤油を垂らしたエビだと思っています。
誰が何と言おうとエビなんだ。
性格 臆病
テラスタイプ 水
努力値 H236 B12 C4 D4 S252
特性 ゆきふらし
持ち物 光の粘土
霰パの御大将と呼ばれていた時代があったりメガシンカを貰ったり剣盾やレジェアルでリストラされなかったりなどなど何かと優遇されてるポケモン。
だからなのかは分かりませんが今作から天候が霰から雪になり、雪が降っていれば氷タイプの防御が上がるというテコ入れがなされたお陰で物理の2倍弱点程度なら大抵耐えてオーロラベールを貼ることが出来るようになりました。
霰による定数ダメージがなくなったのはちょっと辛いですが味方のタスキを潰さないためこれはこれでアリなのかもしれません。
大抵オーロラベールを貼ったあとは手助けで横の火力をあげるか吹雪で相手を凍らせる確率をあげるかの二択で、エナジーボールはイルカマンに数回打ったかな程度しか使いませんでした。
なのでエナボの枠はタスキやマルチスケイル潰しの氷の礫の方が使い勝手がいいかもしれません。
オーロラベールを相手の上から貼りたいということもあり素早さは極振りし、雪による防御アップの恩恵を生かすためにHPにもほぼ振りしています。
テラスタイプは4倍弱点である炎を半減できる水にしていますがこのポケモンにテラスを切った試合は基本的に負けていたので炎タイプが目の前にいても気にせずオーロラベールを貼りましょう。
IronBundleへのヘイトが高すぎるのか「ユキノオーなんかいつでも始末できるわ」と思われているのか、はたまたその両方なのか割と放置されます。
「けっこうけっこう ユキノオー は ゆきをふらすの が シゴト だからな」
Iron Bundle
性格 臆病
テラスタイプ 氷
努力値 C252 S252 D4
特性 クォークチャージ
持ち物 命の珠
ハバタクカミやパオジアンよりも高い素早さで相手の上から吹雪を打てる高速高火力のメカニカルサンタクロース。
当初は耐久に振って眼鏡を持たせた型を使っていたのですが特防面があまりにも柔らかすぎるため殴られるよりも先に殴りたい気持ちから最速を取り、火力を出したいし技の打ち分けもしたいという理由からCSぶっぱの珠持ちになりました。
技はユキノオーを繰り出しさえすれば必中と化す高威力全体技の吹雪、主にイルカマンなどの水タイプに打つフリーズドライ、炎タイプの命の灯を消すハイドロポンプ、そして守るを採用しました。
ユキノオーと並べて二連吹雪で凍らせたり手助け吹雪でテンポを取るのも良いですが
ヘイラッシャと初手で並べてどちらかを後ろに退かせることにより「雪でテラス吹雪かな?それとも寿司で高火力高耐久の攻めかな?」という二択を押し付けることが出来ます。
テラスタイプは吹雪の威力を上げるために氷にしています。
捕まえた個体そのままで使えるのでテラピース事情にも優しいですね。
和名の個体を使っていた時はハイドロポンプを外して負け筋を大量に生産していたのですが英名の個体に変えてからは外すこともなくなり数多のコータスやウインディなど炎タイプの消火に貢献してくれました。
凍える風を使いたいという場面も多々ありましたが横に火力のないユキノオーがいることが多い関係上、火力を出さないといけないためどの技も切ることは出来ませんでした。
何故このポケモンの名前だけ英名なのかについてはこちらの記事をご覧ください。
ハバタクカミ
性格 臆病
テラスタイプ フェアリー
努力値 H4 C252 S252
特性 古代活性
持ち物 きあいのタスキ
高速高火力で使っていない人を探す方が珍しいレベルの高使用率ポケモンです。
イーユイと並べて初手から相手のポケモンを殲滅するのも楽しいのですが、ヘイラッシャと初手で並べてどちらかを後ろに退かせることにより「カミイーユイでテラスマジシャかな?それとも寿司で高火力高耐久の攻めかな?」という二択を押し付けることも出来ます。
オーロラベールが張られた後に殴っていくのが理想でしたが現実は初手で出す事が多く、相手のハバカミパオジアンの同速勝負に負けて落とされたり不意打ちアクジェなどで縛られ何もできずに落とされるという事を防ぐために気合のタスキにしました。
タスキがあるから何も考えずに最速CSぶっぱにしています。
黒バドエビワラーを使っている時も思いましたが高速高火力ゴーストに持たせる物はやはりタスキがよいですね。
ハバタクカミのタスキは意外と読まれづらく相手の全体技に2回巻き込まれるのはともかくとして、集中攻撃を受けることはあまりありませんでした。
技は一致のシャドーボール、ムーンフォース、全体技のマジカルシャインに加えてトリックルームとしました。
トリックルームは追い風に対するカウンターや相手のトリックルームを貼り返すために採用しましたがあまり使うことはありませんでしたし、使ったとしても正直効果的とは言えない状況の方が多かったので守るか身代わりで良いかと思います。
関係ない話ですがハバタクカミの事を「羽ばたく神」だと勘違いして認識しており、他のパラドックスポケモンは腕だったり頭だったり牙だったり茸だったりしたのにこいつとトドロクツキだけ別格すぎるだろと思っていた時期がありました。
英名を見たときに実際は羽ばたく髪であることを知りそれ以来、風で飛ぶカツラのイメージが植え付けられてしまいました。
でもこんなに可愛いポケモンがハゲ隠ししてくれるならハゲても悪くはないのかもしれませんね。
イーユイ
性格 控えめ
テラスタイプ 水
努力値 H252 B124 C116 D4 S12
特性 災いの玉
持ち物 こだわりメガネ
技 熱風 火炎放射 悪の波動 テラバースト
火力補助から面制圧、挙句の果てには金策までこなしてしまう一家に一匹オールラウンダーな魚類です。
特性である災いの玉は味方の特防も下げてしまいますが、よく横に立つハバタクカミはタスキだしIron Bundleは特防がもともと低いのでデメリットは0に等しいです。
陽気パオジアンの✟聖なる剣✟を確定耐えするところまで耐久に振ってあり残りは火力に回しています。
耐久にはかなり割いていますが眼鏡のおかげで火力不足だと感じたことはありません。
基本的にはハバタクカミと初手で出して熱風+マジシャで制圧するか、後ろに控えさせておいてIron Bundleの氷テラス吹雪に合わせて繰り出すことでペースを握るといったような使い方をしていました。
場に出るだけで味方の火力が上がるなんて素敵ですよね。
技は全体技の熱風に加え単体技である火炎放射、テラバースト、悪の波動を採用しましたが相手にワイドガード持ちが居る時を除いてほぼ熱風しか打ってなかったと思います。
命中不安と言えどやはり全体技での制圧は良いものです。
テラスタイプはキノコの胞子などを嫌って当初は草だったのですがハバタクカミと並んだ場合や寿司を選出できない場合に、相手の炎タイプに対する打点が乏しくなってしまうため水へと変更しました。
塩漬けのダメージが上がる以外は水にしてよかったと思います。
ポケモンサンデーが未だに放送されていたならイーブイ秋山フレンズのセルフパロディとしてイーユイ秋山フレンズなるコーナーが存在していたのかもしれませんね。
手筋
基本的にはヘイラッシャ+IronBundle or ハバタクカミを初手に出してどちらかを後ろに退き展開していくか、雪の二体でオーロラベールを貼りつつ吹雪などで攻めた後ハバカミイーユイか寿司を展開していきます。
VSイルカバレルウイン
こちらのヘイラッシャが相手のバレルウインにある程度抗える型なのでハバカミラッシャで初手出しをし、様子を見ていけそうなら後ろに控えさせているシャリタツに交換し地震などの全体技で削っていきます。
イルカマンの黒い霧がどうしようもないので初手にイルカマンがいたら合体せずにそのまま殴ってイルカマンを落としに行ったりします。
イルカの処理を最優先で考えて残りのポケモンは寿司で押しつぶすのが理想です。
VSギャラディンルー
一応ハバカミイーユイを初手に出しはしますが、基本的には寿司で場を荒らしていきます。鈍感のおかげでギャラドスの威嚇が効かないため電磁波を打たれて麻痺による行動不能を引かない限りは自由にヘイラッシャが大暴れてきます。
ディンルーと後1体追加で相手のポケモンを処理しておけば後ろのハバカミイーユイで勝ちです。
VSドレコー
IronBundleとイーユイを初手で出してドレディアコータスと対面できれば、イーユイをユキノオーに引き天候を奪いそのままハイドロポンプでコータスを鎮火します。
外したら負けですが当てればそのまま勝ちまで流れで行けたりします。
VSコノヨイッカ
ハバタクカミ+ヘイラッシャの形を見せればマジカルシャインを警戒してもらえるためハバタクカミを後ろに退いて寿司を出し地震を打っていきます。
コノヨザルが炎テラスを切ってくれるなら地震が抜群で入るためイッカネズミごと吹き飛ばすことが出来ます。
コノヨイッカを装ったパオジアン+テクニシャンイッカネズミの場合は笑いましょう。
後は皆様のおもちゃです
VSトリパ
オーロラベール+能力上昇ヘイラッシャで耐えきりながら殴り合います。
初手トリルに合わせて雪二体で壁を貼り二体共後ろに下げ寿司を合体させます。
命懸けコノヨザルやグレンアルマが偶に持つクリアスモッグでヘイラッシャを破壊されないようにだけ注意しましょう。
VS壁ディンルー
ディンルーを早い段階で倒せないとこの構築の特殊アタッカー割合の関係上ずるずると負けるため横のオーロンゲを無視してディンルーに突撃しますが、ディンルーが初手水テラスとかするとロンゲに壁も貼られるしカタストロフィで削りあいにも勝てないしで終わりです。諦めましょう。
VSバンギルガン
死
対処の仕方が分からないのでエビワラーがバンギラスとルガルガンを殴り飛ばす妄想をしながら布団を敷いて寝ます。
幸い1度しか遭遇しなかったので運と環境が良かったです。
おわりに
レギュレーションが7月から変更になるという事で、ポケモンホーム解禁前のポケモン達だけを使用可能なルールにおいて寿司構築での最終3桁を達成でき、一つの区切りとすることが出来たと思います。
シーズン1からJCS予選も含めてずっと寿司構築は握ってきたのですがようやくここまでこれたのは喜ばしいことですね。
しかし寿司職人は10年修行しないと1人前にならないとの事ですのでこれからも寿司構築は変わらず握っていこうと思います。
ただレギュレーションDから確定急所で攻めてくるウーラオスや特殊高火力電気のレジエレキ、ボルトロスなど外出た瞬間終わるレベルの逆風が寿司構築には吹くかと思います。
これはまた自分の頭を悩ます事になりそうですが、レギュDからはいつか来る伝説解禁ルールやGSルールを見据えて合体しない雨寿司を握っていこうかなと考えてはいます。
雨降らし枠にそのままカイオーガをはめこめば練度そのままに戦えますからね。
それはそれとしてエビワラーが帰ってきたらハバカミのような素早いゴーストと組ませた上で寿司構築に組み込みツインエビドライブ構築にしたいところですが奴は果たして戻ってくるのでしょうか?
おまけ
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