こんにちは
蒲焼(カバショウ)です
皆さん元気にポケモンやってますか?
ソードシールドの目玉要素であるダイマックスを禁止した竜王戦ルールが3か月続いたり、ポケモンユナイトがリリースされたことでランクマッチをやる人の気配がどんどん消えていっているような気がするのですが僕はいまだにへばりついてやってます。
この記事で紹介するのはシーズン終盤と言える27日ごろまでは600位あたりで停滞していた終盤3桁構築だったんですが、29日あたりに溶かして4桁から這い上がれなくなってしまった悲しい構築です。
でもエビワラーを主軸としたパーティを使ってみたら意外と好感触どころか強かったのと何も残さないのは癪だったということもあり、どうせならエビワラーをこよなく愛する皆さんと共有したいと思いこの記事を書く運びとなりました。
エビワラー愛好家ではない人のためにエビワラーがどのようなポケモンなのかということについて軽く触れなが構築経緯について書いていきたいと思います。
エビワラーはバルキーの分岐進化先の1体で実在したボクサーをモデルにしたポケモンです。
特防以外の数値は軒並み低く、その特防の数値も体力の低さとタイプから活かしきれないステータスをしており5世代以降はローブシンにドレインパンチ、マッハパンチを遺伝させるのが役割と揶揄されるような暗い過去も持ち合わせています。
特性は鋭い目、鉄の拳、精神力の3つがあるんですが、するどいめは小さくなるラッキーくらいにしか刺さらなくてピンポイントな上に、まず後ろの物理受けあたりに交換されるのであまり実用性はなく、鉄の拳も火力アップとはいえ元の火力がそんなに高くは
ないためリベロやらてきおうりょくみたいな火力UP特性と比べるとパッとしません
精神力はねこだましなどで怯まなくなります。
ん?
ねこだましと威嚇・・・?
この2つを駆使して猛威を振るうポケモンがダブルにいますね??
そうです
精神力エビワラーはガオガエンに対して圧倒的な性能を誇るのです。
さらにガオガエンと組んでいるポリゴン2に対しても打点があります。
それだけでなくこちらのエビワラーもねこだましを覚えることが出来、エルフーンやレジエレキを妨害することが出来ます。
ダブルバトルで精神力もちの格闘タイプとなると同じ特性でねこだましを覚えるコジョンドがライバルになるのですが、コジョンドは冷凍パンチとマッハパンチを覚えないためガオガエンと同じくメジャーな威嚇まきであるランドロスへの打点があるという点でエビワラーが勝ります。
いまの格闘タイプ事情って基本的にウーラオス一択なところがあるんですが、威嚇を無効化できるのは暗黒強打と水流連打のみの急所にあたる技だけで、ウーラオスの他の技の威力は威嚇の影響をうけます。
それと比べてエビワラーは毎ターン変わらぬ打点を出せる点が強いです。
ウーラオスはそもそもねこだましを覚えないうえタイプも違うので差別化はできています。
以上の点を踏まえてエビワラーがポリゴン2やガオガエンに強いということで、横には抜き性能の高そうなドラパルトをおいてドラパのダイホロウやダイジェットでホロウビート(ダイホロウで相手の物理防御を下げながら横の物理アタッカ―がつっこむ戦法)を行いエビワラーとともに相手を制圧することを目的としました。
しかしこうなるとカプレヒレランドロスのようなフェアリー+ダイジェット訳みたいな並びに非常に厳しいうえ、2体がやられた後そのまま後ろも貫かれて終わる事態が多発したので、ダイアタックでのデバフによる素早さ操作をしながら、ダイアースでもともと硬いエビワラーの特防もあげられるレイスポスを置きました。
これによりレイスポスのダイアタックで素早さを、ダイホロウで相手の物理耐久を操作しそこにエビワラーがつっこみ、さらにレイスポスがいなないて特攻をあげていくという前のめりな戦法が可能になりました。
名付けて黒馬横エビワラーです
(呼びにくいし途中からエビスポスと呼んでました。このほうが縁起も良い)
エビワラーはバドレックスのように馬の上にのって王にはなれずとも、横で共に戦いその力を発揮することで強くなるポケモンだったのです。
基本的にこの2体で制圧する戦術をとるのですが、この2体だとガラルファイヤーのように格闘が抜群ではない悪タイプがどうしてもきついなと思いフェアリー枠を求めました。
最初はダイマも出来る強運トゲキッスを使っていたのですがウーラオス連撃の型に削れたところからゴリ推されるのが嫌だったためカプレヒレに変更しました。
その横であいての特殊火力や素早さをトリル下であっても追い風下であっても下げられるいたずらごころボルトロスを採用。
これだけだとバナコータスやゴリランダー(大体のパーティにいやがる)に対してめちゃくちゃ辛いのでガオガエンとチョッキを着たランドロスを採用して1つの形としてひとまず完成しました。
個体の紹介
レイスポス
性格 臆病
H4 B4 C244 D4 S255
もちもの 命の珠
特性 黒のいななき
シャドーボール 挑発 マッドショット 破壊光線
この構築主軸の片割れであるお馬さん。
最初から高火力ダイホロウで相手を落としながらエビワラーが突っ込んでいきやすいように物理防御を下げるいわゆるホロウビートの流れを作って制圧できるダイマエース。
技範囲は狭いもののダイアースやダイアタックが打てるのでエビワラーの高い特防を強化したり、相手の素早さを落としながら倒してエビワラーの威嚇無視インファイトを打ち込んでいけるムーブがとても強かったです。
控えめにして火力を出したいなとも思ったんですがレイスポス対面で上をとってほしかったので最速にしました。
いやでもやっぱり火力が欲しいなと思って控えめに戻したりしていったり来たりしました。
控えめにして後述のエビワラーに手助けを仕込むのであれば苦手な負けん気ダイマボルトを吹き飛ばせるので、控えめだと相手できる並びが増える利点があるとは思うんですけど、そうするのであれば相手のレイスポス+ウーラオスみたいな並びに対抗できるポケモンが欲しいところです。
とりあえずエビ+レイスポスが足踏みするイエッサンのような格闘等倍のノーマルやファイヤーやオーロンゲのような悪タイプがいない構築には初手から出して荒らしていけました。
というか初手から数の有利をとる動きをしないとこちらがじり貧になってしまいますからね。基本的には初手ダイマです。
早くガラルの他の伝説と一緒に色違い解禁されてほしいところです。
性格 意地っ張り
H20 A252 S236
もちもの 気合のタスキ
特性 精神力
この構築の始点であり数いる相棒の中でも特別な一匹です。
いかくも猫だましも効かない精神力のおかげでどんな構築にもいるガオガエンに対して異常なまでのメタ性能をもっている上に自身も猫だましを使うことができるまさにダブルの隠れた強キャラともいえるエビワラー。
レイスポスが苦手とするガオガエンやポリゴン2に対してダイホロウの補助を受けながらインファイトで突っ込んだり、エルフーンに猫だましを打って素早さ操作をされる前にレイスポスで処理できるようにしたりとシングルでの使いづらさからは考えられないレベルの輝きを見せてくれたポケモンです。
ダブルでの格闘事情はほぼウーラオス一択って感じではあるんですがウーラオスが威嚇の影響を受けないのは専用技の暗黒強打と水流連打のみですから、格闘打点の威力が下がらないという点と猫だましがあるという点でレイスポスへのサポート性能の高さが光ります。
ダブルでの猫だまし精神力もち格闘といえばコジョンドが挙げられますがエビワラーにはボクサーらしく冷凍パンチとマッハパンチがあります。
特にマッハパンチは4割ほど残したレジエレキを上からしばれたりするのでなかなかスイープ性能が高いです。
素早さのラインに関してはダイアタック一回で最速エースバーンを抜くことが出来ます。不意打ちの上から決まるマッハパンチが光ります。
Aはできるだけ高くしたかったためぶっぱで、Hはそもそもタスキなんで効率とか無視してあまりを振りました。
それでもレジエレキの10万ボルトを素で耐えたり無駄に高い特殊耐久を活かすこともできそうな予感もありました。
相棒枠だというのに色違いではない(精神力個体の色違いはシーズン21から新たに用意したものを現在使用しています)。
性格 控えめ
H244 B100 S164
もちもの 食べ残し
特性 ミストメイカー
技 熱湯 マジカルシャイン 守る 瞑想
こちらの初手ダイマ性能も確保したカプ・レヒレを参考に調整させていただきました。
【S13ダブル最終24位】ボルトランドコントロール│リバティノート
元記事との違いはムーンフォースをマジカルシャインに変更したくらいです。
相手のウーラオスのタスキで残った体力を削りながら横も削ったりしたいということで途中からマジカルシャンに変更しました。
どちらのウーラオスにも強くダイマックスせずとも瞑想で詰めていけるアタッカーとしてのカプ・レヒレを採用しました。
最初この枠はダイマックスエースにも慣れるトゲキッスだったのですがウーラオスのメインウエポンを半減できてフィールドを展開できる点を加味してカプ・レヒレに変更しました。
でもやっぱり横でガエンが威嚇やら猫だましやらしてくれても大抵連撃ラオスとセットで出てくるゴリラがとてもうざいのでトゲキッスも欲しいなと思ったりもします。
アローラ時代に受け取った黒レヒレです。
性格 図太い
H252 B252 D4
もちもの メンタルハーブ
特性 いたずらごころ
技 10万ボルト 怖い顔 怪電波 挑発(にらみつける)
この枠は相手の特殊ダイマックスエースに対するデバフ要因として設けました。
猫だましの効かない精神力もちライコウだったり、相手のレジエレキを置物にできるスカーフ最速レイスポス抜き避雷針ライボルトなどを採用したりしましたが、ダイジェットやら追い風やらトリルやらが発動していても関係なくデバフのできるボルトロスを採用しました。
ちなみにライコウは準伝説らしく耐久や特性を活かして使いやすかったのですが、
ライボルトはレジエレキに「避雷針の術!」と言いながら出したら、こちらの隣にいるフェアリーを無視して相手の横のレジドラゴが動いてドラゴンエナジーで蒸発したことしか印象に残っていません。
このポケモンが挑発を持つことでガオガエンの挑発の枠がバークアウトになったりならなかったりしました。
エビスポスの並びがトリックルームに弱いのでこの指トリル以外のトリル発動を止めながら先制怪電波や怖い顔で相手の追い風からの特殊アタッカー無双みたいなのを止めたりしました。
カプ・レヒレと一緒に出て行ってレイスポスエビワラーが狩り残したポケモンたちを詰めていくみたいな動きが正直理想でしたがゴリランダーウーラオスみたいな並びに弱すぎたので、負けん気アタッカーとして採用しながら怪電波は打てるなら打つくらいの感覚で初手ダイマも考慮にいれられるようにするべきだったと思います。
3日前に順位を溶かした僕の采配ミスをこのポケモンに背負わせてしまった感があります。
ポケモンGOでしこしこ捕まえた色ボルトです。
性格 慎重
H244 A36 B4 D156 S68
もちもの オボンのみ
特性 威嚇技 フレアドライブ 捨て台詞 猫だまし バークアウト(挑発)
フシギバナコータスのならびに強く、ブリザポスを威嚇と捨て台詞で弱体化させる動きが出来るポケモンが欲しかったためガオガエンを採用しました。
雪原解禁前に使ってたガオガエンをそのまま使ったんですが耐久的にも特化フシギバナのダイアースはオボンのみ込みで2耐えしてくれるし、威嚇さえ入れていれば特化エースバーンのとびひざくらいなら耐えてくれるので耐久に関してはちょうどいい塩梅でした。
素早さに関しては4振りアーマーガア抜きなので雪原解禁前の数値であることは言うまでもありません。でも正直不自由してなかったし他枠のことでいっぱいだったので努力値は振りなおしませんでした。
挑発の枠はバークアウトと交換しながらやってましたがブリムオン+イエッサンみたいな挑発では防げないトリル発動の並びに対してはバークアウトが刺さるし、レイスポスとボルトロスが挑発をもっているためバークアウト固定がよかったと思います。
「飛神雷回し」と言いながらランドロスとくるくるして相手のダイアイスダイナックルを半減で受けながらブリザポスを弱体化させまくってトリルターンをしのいだりしたのは楽しかったです。
色違いはそのうち欲しいけどパッチの在庫が厳しいので後回し。
ランドロス
性格 意地っ張り
ランドロス 意地っぱり
H244 A196 B4 D44 S20
もちもの
突撃チョッキ
特性 威嚇
調整はこちらのものを参考にさせていただきました。
レイスポスエビワラーでは太刀打ち不可能なガラルファイヤーやドラパルト、さらにはフシギバナコータスのコータスをダイアースで吹き飛ばしながら崩していくポケモンとして採用しました。
ここの枠にはチョッキガブリアスが入っていたりもしたんですがガブリアスはドラパルトにどうやっても蹂躙されるのと、ダイジェットで味方共々素早さを上げていきたい思いがあったのでランドロスに変わりました。
耐久があるためある程度サイクルを回すことが出来、トリル発動中のブリザポスにランドロス引きからのガオガエンの威嚇+捨て台詞、ランドロスの威嚇みたいな感じで弱体化させまくって凌ぐなんて芸当も可能でした。
色違いがそろそろ欲しいところ。
振り返って
あらゆるデバフを駆使しながら戦うパーティですのでどうしても勝気や負けん気に対してきつくなってしまいます。
特にボルトロスは相手してて辛いなんてものではありません。
手助け+レイスポスの特化ダイホロウでダイマボルトが吹き飛ぶらしいのでエビワラーに手助けを仕込んで対処するしかないのがとてもつらいです。
あと素早さ操作に関しても怖い顔やダイアタックでなんとかしようというのは正直無理があったように感じます。
やはり追い風かトリックルームは欲しいところ・・・
今後この構築をブラッシュアップしていくとするならレイスポス+エビワラーの組み合わせは強かったためトリックルーム要因兼ボルトへの打点が見込めるツンデツンデのようなポケモンをいれて先発2匹で荒らした後にトリックルームで詰めていくという動きにしていくのがいいんじゃないかなとか考えたりはしています。
8月から10月までの3か月間は竜王戦ルール+ダイマ禁止となりましたが黒バドレックス+コジョンドの並びが注目されています。
コジョンドのフェイントで相手の守るを解除しながらアストラルビットで一掃+火力アップという動きが主たるものらしいです。
エビワラーもフェイントは習得可能なので黒馬横エビワラーとはまた違った戦法にはなるもののこの構築で得たデータを活かして結果が出るかどうかやってみようと思います。
ちなみにいま使用しながら検討しているのはこの構築です。
試作段階なので詳しくは書きませんがなかなか上手くいかないことには変わりません。というか対戦の試行回数が少なすぎるためまだ書けないというのが正しいです。
8月はちょっと忙しくてポケモンがあまりできなかったのです。
というか8月と言わず割と毎月忙しいです。無職のくせに組合の雑務だとか家事だとか試験があったりだとか頼まれたフライヤーの作成だったりとか1本の動画の編集に30時間くらいかかるとか何かと忙しい日々を送っています。
なのでカバショウは違う意味でのNEOニートです。
決してルールが変わったのでやる気が失せたとか別にそういうんではないです。
それにしてもポケモンは難しいですね。
そもそも僕は争うという行為自体あまり得意ではなくどちらかというと色違いをコレクションして悦に浸るタイプの楽しみ方をするコレクター人間なんですが(対戦動画に色違いがよく登場するのはそのせいです)、ポケモン界はある程度結果を残さないと発言を許されない場所だと僕は認識しているので戦って勝つしかないのです。
これはポケモンだけではなくすべての競争ごとに言えるのかもしれませんが。
人生をかけて沢山いる推しポケ全員を活躍させてあげたいものですね。
おわり
黒場横エビワラーの動画のリンク